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人骨問題を考える連続学習会@京都大学実行委員会からのお詫び

6月18日に開催された、第15回人骨問題を考える連続学習会@京都大学の案内文において、「かつて、北海道各地のダム建設現場、炭鉱、日本軍の飛行場建設現場などで、過酷な労働に従事して亡くなった朝鮮半島出身者の遺骨115柱が、2015年、日韓の市民団体のメンバーらの手によって、韓国に届けられました。」と記述し、何人かの方から、「柱」というご遺骨の呼称が神道的なものであり、国家神道・靖国崇拝などにも連なるもので、今回の遺骨帰還プロジェクトの文脈からも不適切なのではないか、とのご意見をいただきました。学習会の中でも、このプロジェクトに中心的にかかわってこられた殿平さんからも同様のご指摘がありました。

これは、今回の案内文を書いた者が、死者に対する敬意を表す意味と理解して使ったものでしたが、実行委員会ではそれが日本近現代史のなかで持ち得る負の意味について思いがいたらず、そのまま表に出ることになったものです。遺骨帰還プロジェクトに関わった方々、ご指摘くださった方々、学習会に参加した方々に深くお詫びします。言葉一つ一つのもつ歴史性をおろそかにしない気持ちをあらためて確認し、今後一層、学びを深め行動に活かしたいと思います。ご指摘に感謝申し上げるとともに、訂正し、お詫び申し上げます。

人骨問題を考える連続学習会@京都大学実行委員会一同
by honetori | 2021-06-24 08:25 | 趣旨・まとめ

公共機関所蔵の人骨問題を考える連続公開学習会です。


by honetori