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第14回公開学習会(オンライン)のご案内


第14回公開学習会を下記内容でオンライン開催いたします。

タイトル:
アイヌ遺骨問題の現在

講師:

出原昌志さん(チャランケの会/アイヌ・ラマット実行委員会)
広瀬健一郎さん(鹿児島純心女子大学)


日時:
2021年5月10日(月) 18:30~20:30

【講演概要】
 1880年代から1970年代まで、北海道大学、東京大学、京都大学他の人類学者たちがアイヌ墳墓から夥しい数の遺骨を盗掘しました。
 「先住民族の権利に関する国連宣言」を契機とするアイヌ政策の見直しの中で、アイヌ遺骨問題が政府案件となり、「チャランケの会」では政府に対して遺骨の返還・再埋葬を要求してチャランケを重ねてきました。今回の学習会では、そこでの課題、また、そうした問題がカナダではどのように取り扱われるか、その考え方の基盤の違いを報告します。

【参加方法】
Zoomを用いて行います。
参加される方はまず申し込みフォームから申請しててください。
これまでのオンライン学習会に参加された方も、お手数ですが、あらためてお申し込みをお願いします。
申し込まれた方に、講演会の前日、Zoom参加のための情報をメールでお知らせします。

申し込みフォーム: https://forms.gle/oMisWnFMLXHsdkow9
(申し込み締め切り:5月9日 朝7:00)

(使い方に不安のある方は、「Zoom」「初心者」などの検索ワードで事前に各自操作方法をお調べください。)

【連続学習会の趣旨】
戦前、京都帝国大学の人類学者が沖縄県今帰仁村の有力者の墓から遺骨を持ち去りました。2018年12月、その返還を求めて、松島泰勝龍谷大教授や墓の祭祀継承者らが京都大学を相手取って訴訟をおこしました。そこで一体何が問われているのでしょうか?子孫や地域住民にとって豊かな意味を持っていた「遺骨」は、どのような経緯で冷たい収蔵室の「人骨コレクション」となったのでしょうか?
人骨が「収集」されたのは沖縄だけではありません。その地域はどのような広がりと特徴を持ち、各地でどのような問題を引き起こしてきたのでしょうか?欧米諸国では、人骨問題についてどのような対応がなされているのでしょうか?
事実関係を学び、認識を共有しながら、一連の事態が持つ問題の在処と射程を考え、議論する場をつくりたいと思います。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

※最新の情報はこのWEBページをご確認ください。


主催:「人骨問題を考える連続学習会@京都大学」実行委員会(板垣竜太・駒込武・小山哲・冨山一郎・永原陽子・藤原辰史・松田舞・松田素二)
E-mail: honetori(あっと)gmail.com メールの際は(あっと)を@に変えてください。
Web: https://honetori.exblog.jp/
Tel & Fax:075-753-3034(京都大学駒込研究室)
(協賛:自由と平和のための京大有志の会)

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アイヌ遺骨納骨堂裏のヌサ

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アイヌ遺骨が保管されていた北海道大学医学研究科附属動物実験施設

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「ウポポイ」にある慰霊施設



by honetori | 2021-04-28 16:50 | 学習会案内

公共機関所蔵の人骨問題を考える連続公開学習会です。


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