京都大学宛「要望書」最新情報
2020年 10月 30日
第2次集約(10月27日)までに、研究者172名、一般(個人)160名、21団体の賛同が得られました。あらためて賛同に感謝申し上げます。
10月19日(月)に、第1次集約分の名簿とともに、京都大学の総長室に要望書を提出していましたが、10月29日(木)に、第2次集約分の賛同者名簿も総長室の職員に手渡しました。
これについて、次の3点を報告申し上げます。
【1.京都大学からの第1次回答】
第1次提出時(10/19)に、総長・前総長や担当者との懇談の機会を設けてほしい、懇談ができないという場合も要望書に対して文書で回答してほしい、 懇談か文書回答かについての返事を10月28日までにほしい、という要求をしていました。
これに対し、10月28日(水)付で、「要望書」呼びかけ人に対し、「京都大学総務部総務課」名義で次のような回答が届きました。
「2020年10月 日」付け要望書につきましては、下記のとおり回答させていただきます。記本学総合博物館が所蔵する人類学資料については、順次調査を進めているところであり、現時点で回答できることはありません。
今回の要望書は、京都大学の遺骨問題に対する基本姿勢について要望したものであって、「総合博物館が所蔵する人類学資料」を特定し、その情報開示を請求したものではありません。それに、まずは懇談するか、文書回答かについての回答を10月28日までに求めていたわけですから、これが回答になっていないことは言うまでもありません。
【2.記者会見】
10月29日(木)の昼12:30から約1時間、この要望書についての記者会見を京都大学構内で発表しました。発言したのは、呼びかけ人のうち、駒込武、藤原辰史、松田素二、板垣竜太の4名です。
早速、京都新聞と毎日新聞が報じてくれました。
不当に収集した遺骨、返還求め京大に要望書 京大教授ら呼び掛け、国内外332人が賛同 (京都新聞)
遺骨収集、経緯究明を 京大研究者ら、学長宛てに要望書 /京都 (毎日新聞)
【3.第2次集約分の提出】
記者会見終了後の10月29日午後2時頃、京都大学の本部棟に行き、総長室の職員に対し、第2次集約分までの賛同人名簿をあらためて提出しました。
提出前の電話で確認したところによれば、懇談か文書回答かについての結論については、もう少し待ってほしいということでしたので、引き続き懇談の実現を求めながら、総長室からの連絡を待つことにします。
by honetori
| 2020-10-30 23:33
| 要望書